みんなはどれくらい「腸活」を意識してる?
今、世間でも大注目の「腸活」ですが、ラサーナ愛用者の皆さまも気になっているようです。
実は、ラサーナ愛用者1050名に今、気になっている身体のお悩みを伺ったところ、「腸内環境」が1位でした。

※1050名に調査。ヤマサキ調べ
めざすべき理想の腸ってどんな状態?
私たちの腸内には多種多様な菌がいて、それらがバランスを取りながら腸内環境を良い状態に保っています。腸内細菌の種類は千種類以上、数にすると百兆個とも言われています。
この腸内細菌の集団を「腸内フローラ」と呼び、そこにいる細菌は善玉菌、悪玉菌、どちらにも属さない日和見菌と大きく3つのタイプに分けられます。
一説によると、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の理想的なバランスは2対1対7とされています。併せて重視されるようになってきているのが腸内細菌の多様性。善玉菌だけがたくさんいればいいのではなく、多様な細菌が仲良く共存していることが大切なのです。

便秘だけじゃない!腸の不調は髪や心にまで影響を及ぼす!?
「腸の不調」というと真っ先に便秘が思い浮かびますが、腸は排泄の他にもさまざまな役割を果たしていることがわかってきています。
例えば、感染の防御やアレルギーの抑制といった免疫に関する働き。他には肥満や生活習慣病、認知症やうつ病などにも関係しているという研究結果も。
気になる美容面では、肌あれや抜け毛の原因のひとつでもあります。つまり腸の健康は、私たちが健やかに生きていくための重要な要と言えるのです。

Chang JY, et al. Am J Gastroenterol. 2010
回答者の実感で「慢性的な便秘がある」と答えた622人(平均年齢59歳)と、そうでないと答えた3311人(平均年齢53歳)の15年間を追跡した米国・メイヨー医科大学の調査。
便秘があると答えたグループは、そうでないグループよりも15年後の生存率が低かった。
結局何を食べればいいの?意識して摂りたい食材
腸の健康に直結するのが食生活。まず見直したいのが、腸内細菌のエサとなる食物繊維の摂り方です。たくさん摂っているのに便通が改善しないという方は、食物繊維の種類にも注意を。
きのこ類、根菜類、豆類などに含まれる不溶性食物繊維は、そればかりに偏ると便のかさが増えすぎて固くなり、便秘になってしまうことも。便をやわらかくする作用がある、海藻類やオクラなど、水溶性食物繊維と両方を摂るように意識しましょう。

また、腸に有用な菌を含む食材も腸活に欠かせません。ヨーグルトなどに含まれるビフィズス菌が有名ですが、その他にも乳酸菌、酪酸菌、納豆菌、麹菌などがあり、発酵食品に多く含まれています。
ポイントは、どれかひとつだけを大量に食べるのではなく、できるだけいろいろな種類の菌を摂ること。なぜなら腸内細菌にはそれぞれ性質・役割・機能があり、また自分に合う菌は人それぞれだから。菌にはそれぞれ好きなエサがあるので、いろいろな食材をバランス良く食べることが多様な菌を育てることにつながります。

【腸活まめ知識】「植物乳酸菌」なら生きて届きやすい!
善玉菌の代表である乳酸菌は胃酸や胆汁に弱く、胃や十二指腸を通過する際にほとんどが死滅してしまいます。そのため、ヨーグルトなどに配合されている乳酸菌の多くは、生きたままでは腸に届かないのです。
できるだけ生きたまま腸まで届く乳酸菌を摂りたいという人は、「植物乳酸菌」がおすすめです。ヨーグルトやチーズなどに含まれる「動物乳酸菌」に比べ、漬物などに含まれる「植物乳酸菌」は、胃酸などの消化液に耐え、生きて腸まで到達する確率が高いと言われています。
腸活サポート食品を選ぶときには、「乳酸菌」の種類もチェックしてみてくださいね。

生活が整えば腸も整う!まずは規則正しい生活を
食事だけでなく、規則正しい生活も大切です。
腸は自分の意志とは無関係に働く「自律神経」によってコントロールされています。そのため、緊張やストレスなどで自律神経のバランスが乱れると、便秘や下痢など腸の不調が起こります。
自律神経を整える方法はいろいろありますが、まずはしっかり休み、適度な運動やストレッチをするなど、メリハリのある生活を心がけること。寝る前にゆっくり湯船につかるのも有効です。
