皆さんはなぜ寝ぐせがつくか、ご存じですか?
率直に、寝相が悪いからだ!という答えも間違いではないんです。髪が乾いていない状態で寝ると、寝相によっては髪がいろんな方向に向いたまま乾いて固定され、朝には寝ぐせで爆発ヘアに!なんてことも。
これって、髪の内側の繊維同士は濡れると離れ、乾くとくっつく性質を持っているので、髪の向きが変わってしまうという仕組みだからなんですよね。という難しい話はここまでにして。
じつは、ラサーナにはこんな髪に関しての知識をもった社員がたくさん!今回は皆さんといっしょに髪のことを学べたらと思い、毛髪診断士でもある研究開発部のTを講師として招いたので、詳しく解説してもらいましょう♪
研究開発部のT
美ノ上
ラサーナでは、カウンセリング力をつけて、お客さまのお悩み相談やご質問にお答えすべく、全社員向けで「美髪アドバイザー認定試験」と「上級美髪アドバイザー認定試験」を実施しているんですよね。
T
そうですね。伴って講義も実施していて、私は講師も担当しています。お客さまに「髪の調子がいい!」と明るい気持ちになってもらうために、カウンセリングに活かせる内容を講義に盛り込んでいます。
美ノ上
資格更新も2年に1度、講習は試験前に開催をしていて、忘れることのないようなスパンで習熟度の確認がありますよね。何度受けても、試験直前は手に汗握る緊張感です(笑)
T
ひっかけ問題も出ますからね(笑)今日はいくつか講義にも出てくる内容を問題にしたので、さっそくチャレンジしてみてください♪では、第1問!
Q1:健康な頭皮は、どんな色でしょうか?
A:青白いです!ぜひ鏡でチェックしてみてくださいね♪
頭皮には静脈である毛細血管がたくさん通っています。青白いのは血行が良い証拠。血液を通じて栄養を運ぶので、血行が良いことはとても大切です。毛根にある細胞が栄養を受け取って、髪を伸ばしていきます。
シャンプーの洗浄力が強いと皮脂膜を取りすぎて乾燥を招いたり、逆に洗浄力が弱いと皮脂膜を残しすぎて毛穴の詰まりを起こしてしまい、炎症を起こしてピンク色の頭皮になることも。潤いは守りながら汚れだけを落とす、アミノ酸系洗浄成分配合のシャンプーがオススメです。
Q2:髪は夜洗うのがいい?それとも朝?
A:夜です。髪の毛を作る細胞が活発に動くのは、夜間の22時~翌2時までとされています。
よく成長ホルモンの分泌が盛んになる時間帯と言いますね。髪の毛も同じです。髪の毛を作る「毛母(もうぼ)細胞」の細胞分裂が活発になるので、その時間帯までに、頭皮の汚れを落として清潔にしておくと、髪の毛も元気な状態になります。シャンプーによるマッサージで血行を良くしておきましょう。
Q3:最後まで温風で乾かしたほうがいい?
A:最後まで温風はNGです。8割は温風で乾かして、冷風に切り替えましょう。
乾いた状態で熱を加えると局所的に200度になることも! 熱ダメージにより、キューティクルが開くだけでなく、髪の毛の中に空洞ができてしまいます。空洞に余分な湿気が入りうねったり、逆に水分を保てず乾燥を招くんです。ゆで卵にしたら生卵には戻らないように、髪の毛も空洞ができてしまうと元には戻りません。
美ノ上
最後の問題に関して言うと、仕上げに冷風で乾かすことで、キューティクルが閉じ、髪のツヤも生まれやすいんですよね。
T
そのとおりです!温度切り替えだけでなく、洗髪後は、髪を熱から保護するためのアウトバストリートメントで保護。朝のスタイリング時は、コテやドライヤーの熱から守るためのスタイリング製品を使用するのがオススメです。
T
皆さん、何問正解できましたか?知ってると、ちょっと誰かに話したくなりますよね。
美ノ上
そうだろうな~となんとなくわかっていることも、根拠を知ると納得できますよね。今後も読者の皆さんとヘアケアだけじゃなくスキンケアの知識も増やしていきたいな~と思っています。ミニテスト第2弾もどこかで実施しましょう♪
最後に…ラサーナのカスタマーサービスセンターには、美髪アドバイザー・上級美髪アドバイザーの資格を有しているスタッフが多く在籍しています。ぜひお気軽に、髪に関する疑問など、ご相談くださいね。