ラサーナ便り

ラサーナのイメージは何色?ピンク色の秘密をご紹介

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通販部高橋

広島在住。子育ての延長で、幼少期に読んでいた絵本を改めて読み直し、大人になって感じる違う世界観を楽しんでいます。おすすめは、マリー・ホール・エッツ作「もりのなか」。大丈夫と背中を押してくれるような展開が気に入っています。

突然ですが、皆さんはラサーナって何色のイメージをお持ちでしょうか。

プレミオールシリーズからはじめましてのお客さまは、ライトブルーのイメージをお持ちかもしれないのですが、ラサーナは昔から「あのピンクのヘアオイルのメーカー!」と言われることも少なくないんです。

「海藻 ヘア エッセンス」は昔、ピンク色だった?!

ピンクのヘアオイルと称されることもある「海藻 ヘア エッセンス」は、現在液体が透明ですが、販売開始当初(1998年)はよく見ると薄いピンク色をしていました。

当時配合していた、保湿力のある紫根(しこん)のエキス「シコンエキス」の色です。

そのイメージも相まって、容器のプッシュ部分の色は販売開始当初からピンク色にしていました。

実際のシコンエキス

「海藻 ヘア エッセンス」で女性の髪をより美しく保っていただきたい。そのためにはまずサンプルを手に取っていただいて、ご実感いただきたいという思いから、女性が好むと言われているピンク色を、サンプルのフィルムにも容器にも採用しました。

「女性がピンク色を好む」に、根拠はあるのか。若返りの効果も?!

当時のラサーナの思いは「ピンク色」を通じて届いたのか。「ピンク色は女性が好むのか」の真相を、パーソナルカラー診断の資格を有している、通販部の岡崎に聞いてみることに!

岡崎

歴史的にピンクは18世紀にフランスの宮廷女性サロン社会で大流行してから、ずっと女性を中心に好まれた色なんです。

日本の伝統色にも一斤染(いっこんぞめ)や薄紅(うすべに)など、ピンク色も多く見られますよね。とくに淡いピンクはリラックス効果があり、気持ちを穏やかにしてくれます。

高橋

たしかに淡いピンク色を見ながら、戦闘モードにスイッチを入れるのは難しいですよね。笑

岡崎

赤ちゃんを連想させる色でもあり、母性本能をくすぐられるのかも。だから女性に好かれやすいのかもしれませんね。見ているだけで、女性ホルモンの分泌を促すんです。

見ていてやさしい気持ちになるのは、性別を問わずかもしれません。色には波長がそれぞれにあって、ピンク色のものを身につけると若返りへの効果も期待できると言われているんですよ。

岡崎の話を聞いて納得。「海藻 ヘア エッセンス」がラサーナの商品の中でも一番人気で、洗い流さないトリートメントのパイオニアになれたのも、品質にご満足いただけたのはもちろんですが、受け入れていただきやすいピンク色を、発売当時から採用していたからかもしれませんね。

一番右のシールに記載のある「美髪ルネッサンス」…時代を感じますね。

「海藻 ヘア エッセンス」のピンク色にまつわるストーリー

改めて、「海藻 ヘア エッセンス」のピンク色は前出のとおり、販売開始当時、採用されていた「シコンエキス」の色素による天然ものです。
じつはこのエキスによって起きたハプニングがありました。直射日光を長期間浴びてしまうと、退色してしまう特性が確認されたのです。

実際にお客さまからも「海藻 ヘア エッセンスの色が違う。」とお問い合わせをいただいたことも。実際にご使用いただく上での品質に問題はないものの、安心してご使用いただくために「シコンエキス」は抜くことに。

ただ、それでは「海藻 ヘア エッセンス」が透明になってしまう。

見た目のピンク色の印象を崩さぬことも大切にし、遮光性も考慮して容器を薄くピンク色に。

これまでと使用感を変えず、安心してご愛顧を続けていただけるように工夫をしたのです。また、保湿効果も変わらぬよう「アラリアエスクレンタエキス」という海藻のエキスを配合しました。

そうして長年愛されてきた「海藻 ヘア エッセンス」だけでなく、好んでご愛顧いただくためのエッセンスとして、さまざまな商品にピンクの要素を取り入れています。

商品ごとの「ピンク色」に込めたメッセージ。

そして、好んでいただくためだけじゃない理由があります。例えば、2025年3月(通信販売では4月)にリニューアルする「海藻 モイスト ヘア ミスト」と「海藻 スムース ヘア ミルク」にも、そのメッセージが隠れているようなので、容器のリニューアルを担当したHに話を聞いてみることに。

高橋

現在の商品とは色味の違うピンクですね。

H

1日が始まる朝、そっとやさしく背中を押してくれるような商品にしたい。そんな思いをやわらかい印象のピンクに込めました。今までのミスト・ミルクのピンクよりも、よりやさしい印象になっています。

左が現在、右がリニューアル後の商品。

高橋

それでもピンクにすることは変わりなかったんですね。

H

そうですね。社内アンケートでもラサーナ=ピンクというイメージであることは明らかでした。

高橋

他商品との相性も考えたんですか。

H

考えました。「海藻 海泥トリートメント」は「海藻 スムース ヘア ミルク」の形状と似ているので、シリーズとして統一感はありつつも、並べたときに間違わないような色味にしました。

左が「海藻 海泥トリートメント」。右が「海藻 スムース ヘア ミルク」。

H

ミスト・ミルクは朝ご使用いただく商品なので、当初、朝を連想しやすいオレンジ寄りのピンクでも検討していました。トリートメントとの相性を考えたときと同じく、他商品との相性を考えたときに「海藻 ヘア エッセンス ヒートメモリー」がオレンジ寄りのピンクなので、同じ色味にするとして紛らわしくなるなと思ったんです。最終的に、やわらかい印象のピンクを選ぶことにしました。

右が「海藻 ヘア エッセンス ヒートメモリー」。オレンジ系のピンク色がベースの商品です。

高橋

主張しすぎない色味ですよね。

H

そうですね。洗面台に置いても目立ちすぎず、お客さまが使用することで前向きになれるような、大人かわいいピンクを目指しました!

ピンク色を採用することで、今までのラサーナの印象をそのままに「安心感」をもってご愛顧いただきたい。それだけじゃなく、お客さまの暮らしに、違和感なくそっと寄り添えるデザインと色味にした。ラサーナのピンク色は、当初「お客さまに受け入れていただきやすく」という願いを込めていましたが、今は商品ごとにお客さまを思ったメッセージが込められているんだと、話を聞いて感じました。

「プレミオール シャンプー・トリートメント」の色味で気持ちを前向きに

ラサーナのメッセージを込めた「ピンク色」は、まだあります。今年2月にリニューアルをする「プレミオール シャンプー・トリートメント」の液体も、やさしいピンク色をしています。

商品のリニューアル後も変わらず、シャンプーとトリートメントのやさしく美しいピンク色を目でもお楽しみいただきながら、バスタイムを特別なひとときにできればという思いを込めています。

ピンク色だけでなく、さまざまな要素でお客さまに寄り添うべく「プレミオール」はリニューアルに際し、ご愛用者さまの一部にアンケートへのご協力をお願いしました。参考にさせていただいたお声はいくつもあります。例えば「シャンプー・トリートメントの容器」はお声を反映して、より使いやすさを追求しています。

私たちが目指す、いつもお客さまに寄り添う気持ちを、やさしい色合いのピンク色で感じていただけるとうれしいです。

もともとは「女性が好む色」として採用していましたが、昨今は性別による色のイメージも薄れつつありますね。性別問わず、ラサーナの商品をご愛顧いただいている皆さんが、使用時に少しでも前向きな気持ちになれることを願っています。2025年も皆さんの「美」を応援し続けます。

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